2025年2月8日

Win11/WSL2のファイル操作からバックアップまで


瀬戸内海亀老山展望公園から
瀬戸内海亀老山展望公園から  



Windows11にWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)をインストールし,Linux(ここではUbuntu-24.04.1 LTS)を登録してアプリを作成しようとすると,どうしてもファイル群を編集する必要性が出てきます。

一般的には,TeraTerm等のネットワークリモートアプリを使って,ネットワーク経由でSendとReceiveを行うのですが,WSL2はWindows上で動作しているので,ネットワークリモートアプリを使わなくてもファイルをやり取りすることが可能です。

また,WSL2を使い始めると,定期的にバックアップする必要があります。サーバが壊れた時や移動する時などにバックアップファイルをインプットして回復するためです。

それらのコマンド群について記載します。

なお,PC環境はWindows11 Proエディションを前提としています。

それでは,学習を始めます。


2025年2月6日

Win11/WSL2のインストールから起動方法まで



毛利庭園
山口県毛利庭園にて  

 

Windows11移行に伴い,現在Windows10下で稼働していたシステムを移設しなくてはならなくなりました。WSLもそのひとつです。

WSLとは「Windows Subsystem for Linux」といい、Windows(64bit版)上で動作するLinuxの実行環境です。

このWSLには,WSL1とWSL2という2つのバージョンが存在し,WSL1は,Windowsカーネル上でLXCoreというサブシステムがLinuxの実行環境を作ります。

この環境は,Windowsが使うIPアドレスを直接使えるなどのメリットがありますが,Linuxを使う環境としては不完全なため,インストールやコマンドに制限を受ける事があります。

そこで,ほとんどのLinuxソフトを扱えるようにするため,2019年2月にWSL2バージョンがサポートされました。

このバージョンでは,Hyper-Vと呼ばれる仮想環境上にLinuxカーネルを動作させるため,ほとんどのLinuxアプリを動作できるようになります。

今ではWindows Serverでも動作させることが出来ますので,一つの物理媒体にWindowsとLinuxという二つのOSを共存させることが可能になりました。

WSL2を利用することで手元のWindows OSを,これまでと同様に使いながら同じWindowsサーバ上でLinuxも動かすことが出来るわけです。

WSL2でLinuxを使うにあたり、いちいちOSを再起動する必要はありません。あたかもWindowsにインストールされているソフトウェアの1つのように,Linuxアプリを利用できます。

今回は,windows11移行に伴いWSL2再構築に係る作業を取り纏めることにしました。

なお,PC環境はWindows11 Proエディションを前提としています。Windows11 Home エディションの方はHyper-Vのインストールが必要です。

それでは,学習を始めます。